REDの第3.3.(e)条に従った基本的な要件「無線機は、ユーザーと参加者の個人情報とプライバシーが保護されることが保証される安全装置を使用することができる」は、個人情報、交通データおよび現在地データを処理することのできる全ての機器に適用されますが(第1.2条、指令(EC)2022/30)、無線機がインターネットと接続されている無線機であるか、子供をケアするのに使用される機器であるか(例えば、ベビーフォン)、指令2009/48/EC(玩具指令)に基づく玩具であるか、身体や衣服に着用する無線機(「ウェアラブル」)の場合に限られます。
REDの第3.3.(f)条に従った基本的な要件「無線機は、詐欺から保護する所定の保護機能をサポートする」は、インターネットと接続されている全ての機器、および、「保有者やユーザーが金銭、貨幣価値またはバーチャルな通貨(…)を伝送できるようにする」(第1.3条、指令(EC)2022/30)機器に適用されます。
該当する全ての機器を掲載している詳細なカタログはございません。しかし、VDEインスティテュートの(女性)専門家は、お客様の製品が新しい受託指令に基づいて無線機の基準を満たしているかどうかの分析の中で喜んでお客様のサポートをします。
無線機指令の第3.3 (d)、(e)および(f)条にある基本的な要件は、新法令枠組みが理解するところでは受託指令によって拘束力を持ちます。これに対応する整合性が図られた規範はまだ公表されていません。但し、標準化機構に課せられる受託は間もなく授与される予定です。VDEインスティテュートの(女性)専門家は準備ができています。VDEでは 認証機関 RED と調整して、受託指令に基づく要件がすでに取り扱っている検査要件が作成されています。重要な基本となるのは、VDEにおいてすでに適用されて成功を収めている、対応する検査要件ETSI TS 103 701を備えている標準ETSI EN 303 645です。
もしお客様がメーカーとして第3.3(d)、(e)および(f)条との一致の宣言を希望するのであれば、お客様は、ECの官報に適切で整合性が図られた規範の典拠が公表されるまでは認証機関を関与させることが義務付けられています(2014/53/EC 第17条 (4))。VDEインスティテュートは、これのために、EC型式審査証明書(EC Type Examination Certificate)を取得する可能性をお客様に喜んで提供します。
新しい指令は、2022年2月1日より発効して、2024年8月1日より拘束力を持つと見なされます。該当するメーカーにとっては今が、新しい要件に取り組む適切な時期となります。というのも、2024年8月1日より、第3.3 (d)、(e)および(f)条に基づく基本的な要件を満たしている製品のみがヨーロッパ市場で流通することが認められるからです。VDEインスティテュートは、お客様の無線機の新しい要件との順守の達成をサポートします。